INNOのルーフボードには、幅の異なるINA521BK・INA522BK・INA523BKの3サイズがあります。見た目だけなら『車が大きいほど大きいサイズ』と考えたくなりますが、実際の選び方で先に見るべきなのはベースキャリア側の取付可能幅です。
結論から言うと、INA521BKは取付必要幅720mm、INA522BKは860mm、INA523BKは1000mm。まず自車のベースキャリアがこの条件を満たすか確認し、そのうえで必要な荷台幅と製品重量を見て選ぶのが失敗しにくいです。3機種ともルーフボード自体の最大積載量は75kgなので、必要以上に大きいモデルを選んでも積載上限が増えるわけではありません。
- INA521BK:幅1100mm。取付必要幅720mm。できるだけコンパクトに収めたい人向け
- INA522BK:幅1200mm。取付必要幅860mm。積載面積と扱いやすさのバランスを取りたい人向け
- INA523BK:幅1300mm。取付必要幅1000mm。取付条件を満たし、広い積載面が必要な人向け
INA521BK・INA522BK・INA523BKの違いを一覧で比較
| 項目 | INA521BK | INA522BK | INA523BK |
|---|---|---|---|
| 製品幅 | 1100mm | 1200mm | 1300mm |
| 製品サイズ | L1400×W1100×H65mm | L1400×W1200×H65mm | L1400×W1300×H65mm |
| 製品重量 | 10.2kg | 11.2kg | 12.2kg |
| 取付必要幅 | 720mm | 860mm | 1000mm |
| ルーフボード最大積載量 | 75kg | 75kg | 75kg |
| ボード構成 | 550mm+550mm | 550mm+650mm | 650mm+650mm |
| 片側1枚使用時の最大積載量 | 50kg | 50kg | 50kg |
数字を見ると、違いは主に幅・取付必要幅・重量です。逆に最大積載量は3機種とも75kgで共通しています。つまり『一番大きいINA523BKならたくさん重い荷物を積める』という選び方ではなく、必要な面積を、適合条件を満たす範囲で選ぶのが基本です。
最重要なのはサイズより先に「取付必要幅」を確認すること
3機種で最初に確認したいのが、ベースキャリア側に必要な取付幅です。INNO公式の取扱説明書では、2枚取り付けの場合の取付必要幅がINA521BKは720mm、INA522BKは860mm、INA523BKは1000mmと示されています。
ここを確認せず『SUVだから1300mmのINA523BK』と決めると、ベースキャリアの取付可能幅が足りない可能性があります。車格はあくまで目安で、最終的には車種別適合情報と実際のベースキャリア寸法を優先してください。
購入前は、INNO公式の車種別適合情報も合わせて確認すると安全です。
選び方は「幅」ではなく4つの順番で考える
1. ベースキャリアの取付可能幅を確認する
まずは自車のベースキャリアが720mm・860mm・1000mmのどこまで対応できるか確認します。ここで装着できないサイズを先に除外すれば、候補を安全に絞れます。
2. 実際に必要な積載面の幅を決める
次に、普段何を載せるかで1100・1200・1300mmから必要幅を選びます。キャンプ道具などで横方向の余裕が欲しければ広いモデルが有利ですが、荷物量が少ないなら大きさを持て余すこともあります。
3. 重量と着脱のしやすさを見る
製品重量は10.2kg、11.2kg、12.2kgと1kgずつ増えます。大差ではありませんが、定期的に外す人にとっては軽い方が扱いやすくなります。最大積載量は共通なので、積載面積が不要なら軽いモデルを選ぶ合理性があります。
4. 将来「片側1枚」で使うかを考える
3機種は2枚のボードで構成され、左右どちらか1枚を外して使えます。空いた側にルーフボックス、サイクルキャリア、ウィンターキャリアなどを組み合わせられるため、将来の積載スタイルを変えたい人には大きなメリットです。
ただし、ボード1枚だけで使用する場合のルーフボード最大積載量は50kgです。さらに取付必要幅も1枚のボード幅によって異なり、公式取説では550mmボードは360mm、650mmボードは500mmとされています。
INA521BKがおすすめの人
- ベースキャリアの取付可能幅が720mm以上で、860mmまでは余裕がない
- 1100mm幅で必要な荷物が収まる
- 3機種の中でできるだけ軽く、コンパクトにしたい
- 軽自動車・コンパクトカーを含め、車体とのバランスを取りやすいサイズを探している
INA521BKは最小サイズですが、最大積載量は他の2機種と同じ75kgです。必要な積載面積が足りるなら、『小さいから下位』ではなく余計な幅と重量を増やさない合理的な選択になります。
INA522BKがおすすめの人
- 取付可能幅860mm以上を確保できる
- 1100mmでは少し狭いが、1300mmまでは必要ない
- 積載面積と扱いやすさのバランスを重視したい
- ミドルサイズSUVなどで1200mm幅が使いやすいと判断できる
3サイズの中間にあたるINA522BKは、550mmボードと650mmボードの組み合わせです。広さを増やしつつ、INA523BKほど取付必要幅を要求しないため、迷ったときに最も『中間』の条件で検討しやすいモデルです。
INA523BKがおすすめの人
- 取付可能幅1000mm以上を確保できる
- 横幅のある荷物や複数の荷物を載せるため、1300mm幅を活かせる
- 製品重量12.2kgでも扱いに問題がない
- フルサイズSUVなどで広い積載面を確保したい
INA523BKは3機種で最も広い1300mm幅です。ただし最大積載量は75kgで共通なので、選ぶ理由は『重い物を載せたいから』ではなく、1300mmの積載面を実際に使い切れるからであるべきです。
3機種共通の取付条件も必ず確認する
サイズが合っていても、ベースキャリア側の条件が合わなければ装着できません。INNO公式では、INNOスクエアバー・エアロバーのほか、条件を満たす自動車メーカー純正ベースキャリア/クロスバーにも対応しています。
- 純正バー断面:厚み20~38mm、幅25~90mm
- バー前後間隔:600~900mm
- Uボルト取付時のバーとルーフ最小隙間:25mm以上
- 25mm以下の場合は、対応条件を確認したうえで別売TスロットアダプターIOP500を検討
また、丸形バーには取り付けできない旨が取扱説明書に記載されています。購入前は型番だけでなく、現在付いているバーの形状・寸法・前後間隔まで確認してください。
「最大積載量75kg」だけ見て買わない方がいい
3機種のルーフボード最大積載量は75kgですが、実際に載せられる重量が必ず75kgになるわけではありません。
INNOの取扱説明書では、2枚取り付けの場合、「車種ごとの最大積載量-製品重量」と「ルーフボード最大積載量75kg」の小さい方を超えないよう案内しています。たとえば車両側の制限が先に来る場合は、75kgまで積めません。
ルーフ積載は安全に直結するため、購入前だけでなく積載時にも車両・ベースキャリア・ルーフボードそれぞれの条件を確認してください。
よくある質問
一番大きいINA523BKを選べば間違いありませんか?
いいえ。3機種とも最大積載量は75kgで共通です。INA523BKの価値は1300mmの広い積載面にあり、その幅が必要かつ取付必要幅1000mmを満たす人に向いています。
純正クロスバーにも取り付けられますか?
規定寸法を満たす純正ベースキャリア/クロスバーには対応します。ただし車種ごとの適合確認が必要です。厚み・幅だけで判断せず、INNO公式の適合情報を確認してください。
片側だけ外して使えますか?
はい。左右どちらか1枚を外して使えます。ルーフボックスやサイクルキャリア等との併用が可能ですが、1枚使用時のルーフボード最大積載量は50kgになります。
まとめ:取付幅を先に確認すれば3機種は選びやすい
INA521BK・INA522BK・INA523BKの違いは、単純に1100・1200・1300mmという幅だけではありません。購入前に重要なのは、720・860・1000mmという取付必要幅を自車が満たすかです。
- 720mm以上で1100mm幅が足りるならINA521BK
- 860mm以上で広さと扱いやすさの中間を取りたいならINA522BK
- 1000mm以上を確保でき、1300mm幅を活かせるならINA523BK
最大積載量は3機種とも75kgなので、大きさだけで上位・下位を決める必要はありません。自車に付くこと、必要な荷物が載ること、取り回せることの3つが揃うサイズが、あなたにとって最適です。
価格・在庫・送料・納期・返品条件は変わるため、購入直前に楽天市場の商品ページで最新条件を確認してください。
仕様・適合情報は2026年10月16日時点でINNO公式製品ページ・取扱説明書を確認しています。車種やベースキャリアによって条件が異なるため、最終適合はメーカー公式情報をご確認ください。
